一冊目、「偶然に騙されて」
今日は昨日ほどではないが、 冷たいことには変わりなし。 窓から見える屋根屋根には白い雪が積もっている。 昼まで寝床で読書。 最近の日常のあわただしさに読みさしてあったり、 積ん読してあった本を消化の計画。 一つめは "Fooled by Randomness" (N.N.Taleb). 洋書はどうしても読むのが遅くなるのが困る。 流石に午後は寝床から出たものの、することは読書のみ。
「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、
これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」
「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど
すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
<< Home