火かき棒事件
31 日の夜に実家に戻って、1日の夕方に帰ってくる。 これも親孝行か、と我慢しているが、 一泊だけとは言え、やや面倒なことであるなあ…
往復の車中で、スマリヤン「哲学ファンタジー」読了。 ポパーの自伝「果てしなき探究」(上・下)は、 下巻のヴィトゲンシュタインとの「火かき棒事件」 のあたりまで読んだ。
夜は、実家からもらってきた巻寿司といなり寿司を夕食に、 シャンパンを飲む。 去年の反省と今年の目標については今夜ゆっくり考えることにします。
「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、
これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」
「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど
すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
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