Friday, October 12, 2007

フランシスコ会のパスタ

8 時起床。珈琲を飲んで、少しだけ勉強。 洗濯しながら、事務仕事。 爽やかな秋晴れ、洗濯日和だ。書庫にも風を通しておく。 昼食に「フランシスコ会のパスタ」を作る。 こんなものだと言う話だけ人づてに聞いて、 おそらくこうに違いないと言う想像のレシピで作ってみた。 名前の通り、清らかな雰囲気の漂う清貧のパスタ料理(下の画像参照)。 いいかげんではあったが実際に作って食べてみて、 これは上手に作ったらこんな美味しさだろう、 という想像は出来た気がする。 きっと、修道院か何かで、土の匂いのするじゃが芋で作り、 大蒜と少しの胡椒がぱしっと効いて、 たっぷりのパルメジャーノレッジャーノがかかっていて、 庭でとったローズマリィが香り高く、 こっそりと秘蔵のスパークリングワインと一緒に食べれば、 貧しいながらも天国であろう。 それを清貧、と言うなら、清貧もそう悪いものでない。

午後も事務仕事の続きをしてから、 京大での関西確率論セミナに出席。 帰りは一旦河原町に出て LOFT で来年のスケジュール帳を買い、 地下鉄で大宮に戻る。 近所のワイン屋さんで注文していたものを受け取り、 美女たちの笑顔に癒される。 夕食は御飯を炊いて、レバ韮炒めと葱のスープを作る。 今日はもう疲れてしまったので、夜の仕事はなし。 久しぶりに少しチェロを弾く。スケールと「G 線上のアリア」。 一週間とか二週間に一回だと、どんどん下手になっているだけのような気がする。 でも季節がいいからか、音の鳴りは良くなっているように思う。 さて、今日はもう店仕舞いだ。 こういうときのためにおいてあった ラヴゼイの「ダイナマイト・パーティへの招待」(中村保男訳/ハヤカワミステリ文庫) でも、今日買ったチーズを酒の肴に読もう。 私はラヴゼイの作品のほとんどを老後のために読まずに残してある。 他にもそんな本が各分野に色々ある。 とは言え、時々読んでしまうので、段々と蓄えがなくなってきた。

「フランシスコ会のパスタ」© HARA, Keisuke 2007