戯言
レムの「天の声」を読もうと思っていたのだが、
執事から「クビキリサイクル」(西尾維新/講談社ノベルズ)を借りたので、
午後の読書を西尾氏イチオシに充てる。
二時間ほどで読了。
思ったよりずっと面白かった。
少なくとも清涼飲・料水がそもそも小説の体、
と言うより文章の体をなしていないのに比して、
ちゃんと小説の形になっている。
二十歳前後くらいまでが対象年齢のような気はするが、
そういうエンタテイメントだと思えばなかなか楽しく読め、
時間の無駄だったとは思わなかった。
ところで、どうしてこの登場人物たちは一度も、
超能力者に「犯人は誰か」と率直に訊かないのだろうか。
まともに答えてくれないにしても、
訊くくらい訊いてもいいと思うのだけど。
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