ダークナイト
つい 8 時に起きてしまった。でもようやく起き出したのは 9 時。 たまった洗濯物の洗濯と、掃除機がけ、その他いろいろ。 昼食にはカルボナーラを作った。 今日も京都は 36 度予想。7 月は 31 日間全日が真夏日だったと言う。 そろそろ「真夏日」や「猛暑日」の定義を二三度上に変えた方がいいと思うなあ。 気付いたらもう 8 月、京都はどこまで暑くなるのか、 既にちょっと楽しみでさえある。 そんな猛暑の中、大学に定期試験の採点に行こうかな、 と思って二条駅まで歩いたものの、既にそこでギヴアップ。 涼を求めてシネマコンプレクスに入ってしまった。 どうやら今のメインは「ぽにょ」らしい。 実は、私は宮崎アニメを劇場でも TV でも一度も観たことがない。 元執事にも「さすが、日本人じゃないですね」と感心されていたものだった。 いつまでもそんなことを言わせておくわけにも行かないので、 折角だし一つ観ておくか、と思った。 その唯一の作品が「ぽにょ」と言うのも良い感じだ。 そんなわけで急遽、休日の午後は映画鑑賞。
しかし建物に入ってみると、 「ぽにょ」と「ポケモン」のせいでお子様たちが一杯。 ちょっとうんざりしかけたところに偶然、 「ダークナイト」 の先行上映がかかっているのを見つけた。 アメリカで記録的な大ヒットを飛ばしたそうで、 私が信用している評者が現地で絶賛に近い文章を書いていたのを思い出し、 やはりポニョよりはこちらを観ることにした。 とは言え、なにせバットマンだし、あまり期待していなかったのだが、 それが良かったのか予想を遥かに越える面白さ。二時間半があっと言う間だった。 「ジョーカー」役のヒース・レジャーの演技が大変な迫力。 まさに鬼気迫る表現力で、 それほど過激なシーンがないにも関わらず、 未成年に見せてはいけないのではないかと思うくらいだ。 看護婦姿のヒース・レジャーが、 独房のレクター博士と同じくらい怖い。 こんなタイプの映画がハリウッド超大作として作られ、 しかも大ヒットすると言うことは、 私が思っているよりずっとアメリカのエンタテイメント文化が成熟しているか、 あるいは、私が思っているよりずっと退廃しているかのどちらかだと思った。 しかし、先行上映なのにがらがらに空いていたことだし、 大作の割にあまり宣伝も見かけないし、 日本でのヒットは難しいかなあと予想。
夕食は盛り蕎麦と、蕎麦湯。 一日ゆっくり。
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