Monday, January 09, 2006

知恵熱

月曜が国民の祝日だと反射的に通常営業日だな、 と思ってしまうのだが、 何と今日は本当に祝日らしい。成人の日だから学生に遠慮したのか。 とは言え、毎年、学年暦が自由自在に改革されていくので、 理由を推理しても始まらない。 そう言えば、定期試験時間割と通常講義時間割を同時進行する、 という天才的な学年暦が考案されたり、 どうも偉い方々は「知恵」を出し過ぎじゃないのか。 頭が良過ぎるのにも困ったものだ。 ところで、最近あちこちで、「そこは皆さんに知恵を出していただいて」、 などと言う言葉を聞く。 大抵の場合は、翻訳すると、 「どうにもならないので、切り捨てる方向で」とか、 「どうしようもないので、誰に皺寄せするかを決めましょう」とか、 「あとは野となれ山となれ」だったりに過ぎないようだ。 そういや「ゆとり教育」も、知識詰め込み型教育を反省して、 これからは生きる知恵を学ばせるのだ、とか言って始まってたなあ。 「知恵」は「学び」「汗をかく」などと共に、 今、貶められ、濫用されている単語の一つかな。

昼食は冷や御飯、たまご焼き、沢庵などで適当に済ませ、 午後は、珍しく休暇中の執事とチェスを二局。 45 分のギロチン。 一局目、黒番。1. d3 の謎オープニングに対し、 キングズ・インディアン。 中盤で 1 ルークダウンの大ポカを咎めて勝ち。 二局目、白番。ルイ・ロペスに対し、シュタイニッツ・ディフェンス。 1 ポーンアップの同色ビショップのエンドゲームを勝つ。 エンドゲームにはまだ一日の長あり、か。 段々 45 分ギロチンに慣れてきたかも。

夕食は近所のバーに新年の挨拶ついでに出かける。 田舎風パテ、鴨肉のソテー、チーズ三種、 などでグラスワイン三杯を飲む。