知恵熱
月曜が国民の祝日だと反射的に通常営業日だな、 と思ってしまうのだが、 何と今日は本当に祝日らしい。成人の日だから学生に遠慮したのか。 とは言え、毎年、学年暦が自由自在に改革されていくので、 理由を推理しても始まらない。 そう言えば、定期試験時間割と通常講義時間割を同時進行する、 という天才的な学年暦が考案されたり、 どうも偉い方々は「知恵」を出し過ぎじゃないのか。 頭が良過ぎるのにも困ったものだ。 ところで、最近あちこちで、「そこは皆さんに知恵を出していただいて」、 などと言う言葉を聞く。 大抵の場合は、翻訳すると、 「どうにもならないので、切り捨てる方向で」とか、 「どうしようもないので、誰に皺寄せするかを決めましょう」とか、 「あとは野となれ山となれ」だったりに過ぎないようだ。 そういや「ゆとり教育」も、知識詰め込み型教育を反省して、 これからは生きる知恵を学ばせるのだ、とか言って始まってたなあ。 「知恵」は「学び」「汗をかく」などと共に、 今、貶められ、濫用されている単語の一つかな。
昼食は冷や御飯、たまご焼き、沢庵などで適当に済ませ、 午後は、珍しく休暇中の執事とチェスを二局。 45 分のギロチン。 一局目、黒番。1. d3 の謎オープニングに対し、 キングズ・インディアン。 中盤で 1 ルークダウンの大ポカを咎めて勝ち。 二局目、白番。ルイ・ロペスに対し、シュタイニッツ・ディフェンス。 1 ポーンアップの同色ビショップのエンドゲームを勝つ。 エンドゲームにはまだ一日の長あり、か。 段々 45 分ギロチンに慣れてきたかも。
夕食は近所のバーに新年の挨拶ついでに出かける。 田舎風パテ、鴨肉のソテー、チーズ三種、 などでグラスワイン三杯を飲む。
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