Thursday, July 06, 2006

最後の晩餐の作り方

今日も早めの昼食のあと、 12時半から「情報理論」の講義。 二進対称経路のシステムエントロピィ、 相互情報量など。 A 堀先生から一緒に書いた論文の著者校正の報せが転送されてきたので目を通す。 数理ファイナンスについて書いた私の初めての論文で、 最初はほとんどトリヴィアルな応用だと思っていたのだが、 A 堀先生が何度か改稿した後、ずいぶんと立派なものになり、 今ではなかなかいい論文じゃないか、と思っている。 私はほとんど貢献していないので、自画自賛ではないだろう。 A 堀先生に返信を書いてから帰宅。

夕食は近所のバーにて。 テリーヌと、今日の肉料理は羊肉のソテー。 ソースは煮詰めたマデラワインをベースにしたもの、 付け合わせにブロッコリのピュレ、焼き野菜などで、 なかなか美味しかった。 しかし油断していたら、 ソースが全てピュレに吸われてしまって一滴もなくなっていた。 食べ方に失敗。 マッシュポテト添えにありがちな失敗だが、野菜のピュレでも気をつけねば。 明日は七夕だし、週末で混んでそうだと思って、 今日にしたのだが、同じように考える人が多いのか、結構な賑いだった。 読みかけの「最後の晩餐の作り方」(J.ランチェスター著/小梨直訳/新潮文庫) を持っていって、読了。 食とヨーロッパ文化についての蘊蓄満載、 レシピ本かと思いきや、実はサスペンス小説と言う謎の大ヒット作、 ついに文庫版登場。是非、お薦め。