プルースト氏/プリーストリー氏
完全に休日。雨。 9 時起床、と言うより目覚めたのが 9 時。 私は平均的成人より遥かに睡眠時間が長い。 その分、平均より人生が短いわけだ。 亀のように遅く、兎のように寝ているのでは駄目な人生だなあ、 と反省しながらも、 午前中はほとんど寝台で過した。 珈琲だけの朝食を寝台でとる。 プルーストのように日々をほとんど寝台の上で過したいものだ、 と思って、より快適な寝台生活のために、 寝台の頭を壁のところまで少し移動させて、 壁にもたれることができるようにしてみた。 あ、これは快適かも。しばしその姿勢で読書。 とは言え、 毎朝クロワサンとカフェオレを寝台まで持ってきてくれるような、 献身的な秘書がいるわけでなし。 昼食は御飯を炊いてだしを引く。 白菜の炒め物、大根の味噌汁、お漬物など。 午後は "Zurich 1953" から棋譜を並べたり、本を読んだり。 ちょっと数学を考えたい気分だったが、 今日は休みだし、と思って禁欲。 それどころか、昼寝までしてしまった。 しかも、一日中パジャマ。 夕食は冷や御飯で卵と長葱の炒飯を作る。白ワインを一杯だけ。 夜までずっと雨で、今日は家を一歩も出ず。
今日の読書、「プリーストリー氏の問題」(A.B.コックス著/小林晋訳/晶文社)。 A.B.コックスは、 アントニイ・バークリーまたの名をフランシス・アイルズの本名。 バークリーやアイルズとして活躍する前には、 本名でコメディを書いていた。
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