Sunday, March 19, 2006

目隠し

年度末のあれこれですっかり後回しになっていた、 Problem Paradise の解答をあわただしく作成。 実際、今回の ProPara が届いてから、 ずっと通勤の車内や、暇があるときには考えていたものの、 二手のヘルプメイトすら全く解けず、 痴呆の進行がここまで来たかと思っていた。 しかし、あれこれの用事が済んで、 全然分からなかった問題を眺めなおすと、 不思議なくらいすらすらと解けて驚いた。 こういうロジカルな思考力も、感情の強い影響を受けるらしい。

とは言え、もう明日が締切なものだから、 簡単なものだけにしか手をつけられなかったのだが、 一つ嬉しかったのは、 7 手(将棋の数え方で14手)のフェアリー条件付きレトロが、 頭の中だけで解けたこと。 こんなことが出来るとは思っていなかったので、 寝床の中で解けたのに自分でも驚いた。 とすると、ひょっとして、ブラインドフォールド (チェス盤を見ないでチェスを指すこと)も出来るんじゃないか? と思って、寝床で始めてみたら、 7、8手前後までは頭の中だけで駒を動かせることに気付いた。 盤面全体がしっかり映像化されずいくつかのブロックに分かれていることが原因で、 それらを繋ぎ合わせるために指し手を反芻したり、 ピースの関係を座標で確認したりしなければならないので、 10手以上になると今のところ難しい。 しかし、全く神業とさえ思っていたブラインドフォールドが、 まるで不可能ということもない、と思えてきた。 人間はいろんなことが出来るようになるものだなあ…