会議欠席届け
朝はゆっくりだったので、何とか体力回復。 キャンパスに向かう。 昼食は学生や職員でごった返す満員の生協食堂で、 プロレタリア文学的ムードを満喫。 小学生の頃、国語の時間にプロレタリア文学を読んだときには、 荒唐無稽なほどシュールに思えたものだったが、 実は写実的だったんだね、と大人になってみて思う。 私はあまりに牧歌的な田舎に育ったので、 そもそも子供の頃には、大勢の人間を見たことすらなかった。
夕方から会議だったので、 時間を繰り上げて卒研ゼミのパート2。 Lieb-Loss の旧版では大きく証明が不適切なところ。 新版ではその箇所を、 かなり後で出てくるヤングの不等式を引用して切り抜けているので、 そこを先に読んでもらうことにする。 数学は基本的に積み上げ式だから、 後で出てくることを引用するのは異例だ。 Lieb-Loss と言えども苦肉の策で止むを得なかったのだろう。 ゼミの後は続けて会議。 今日はこれまでで初めて、同じ時間に二つ会議が重なっていて、 重要な会議を欠席せざるを得なかった。 私は比較的ひま、いや、かなりひま、もとい、 一番ひまなスタッフなので、 会議がバッティングすることなど普通はあり得ない。 お忙しい A 堀先生などは重要な会議と密談が寿司詰めなので、 いつでも好きなときに、どの会議でも、サボれるらしい。 つまり「他の会議が重なっていた」と言えば誰も疑わない。 私がそう言っても誰にも信じてもらえないので、 今日はちゃんと「会議欠席届け」なるものを事前提出しておいた。
会議が終了して、キャンパスを後にする。 車中の読書は、パウル・クレー詩集。 家の冷蔵庫は今、空っぽなので、 夕食は家の近所のベンガルカレー屋さんで外食。 ダル(豆)のカレーとチキンのカレー。
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