Sunday, November 19, 2006

My life as a book

10 時起床。昼食にオムライスを作る。 午後は明日の講義の予習をしてから、 数学のノート作りにようやく手をつける。 締切は一月の下旬だが、そろそろ始めてちょこちょこと書いていかないと。 それにありがちなことだが、予稿作りにかこつけて、 しばらく放っておいた問題を整理して考え直したい、とも思っているので。 雨がちな一日で、夕方もけっこう降っていたのだが、 珈琲豆が切れたため、やむなく外出。 駅の近くのタリーズに行くと、 既にクリスマスのデコレーション。もうクリスマスか、早いなあ。 ホリデイ・ブレンドなんてものも売っている。 タリーズは以前は「エイジド・スマトラ」と言う豆を売っていて、 それが唯一、私の好きな味だったのだが、 今ではそれがなくなり、 しかし家の近所では唯一珈琲豆が買えるところなので、 やむなく、これなら近い味かもと思う豆を買うのだが、 やはりいまひとつだなあ、といつも思いながら、 だからと言って、解決策はいまだないままに、同じことを繰り返している。 夕食は鶏鍋。今日はポン酢で。 夜は「邪魅の雫」(京極夏彦/講談社ノベルス)を読む。

村上春樹が「グレート・ギャツビー」の訳者あとがきに、 自分の人生にとって重要な小説を三つ挙げろと言われれば、 それは「グレート・ギャツビー」、「カラマーゾフの兄弟」、 「ロング・グッドバイ」(「長いお別れ」)だ、と書いていた。 なかなか面白い選択だと思った。なるほどなあ、と思う。 平凡な選択ながら「カラマーゾフの兄弟」もおや、と思うし、 返す刀でチャンドラー、と言うところも渋い。 村上春樹本人が立体的にうまく表現されている、ような気がする。 つまり、言われてみれば、これしかあり得ない感じがするのだ。 僕なら何かなあ…と考えてみたが、なかなか難しい。 「失われた時を求めて」は間違いなく入るが、あと二つは何だろう。 小説でなくて良ければ、簡単にいくつか名前を挙げられるのだが、 今度は沢山あり過ぎて選ぶのが難しい。