Saturday, May 05, 2007

三日目 (2.5) + 1 + 0 = 3.5 / 反省会

今日から一日コースも合流。こちらも何と約 30 名が参加し、 全体で百名を大きく上まわる大盛況。 午前の第 7 ラウンド。ようやく白番。 シシリアン・ディフェンス、モスクワ・ヴァリエーション。 相手はレイティングが下の年配の方。 直接メイトを狙う攻撃を続けたが、 ぎりぎり守られて決定打を出せぬままの所、 相手のブランダーが出て勝ち。
昼食の後、午後の最終ラウンド。 現在のところ、3.5 ポイントなので最後一勝すれば勝ち越し。 クラス入賞もないではないかも(ほぼないけど)。 また白番。一応、最後には白黒の帳尻が合った。 相手はずっとレイティングが下だが、同じく 3.5 ポイント同士。 ほとんど公式戦がないので数字が低いものの、実際は強敵とのことだった。 そして、ピルク・ディフェンスから際どい攻め合いを続けたが、 相手のブランダーでポーン得プラス、エクスチェンジ・アップ。 これで勝ったと思ったら数手後に、 こちらも自分からピンにはまるブランダー返し。負け。 結局、通算で 3.5 ポイントのまま、勝ち越しさえならず。無念。

全日本選手権は、小島さん、上杉さんの二人が同時優勝。 わずかなパフォーマンス値の差で、上杉さんがアルゼンチン杯を受け取った。 オープン優勝は 6.5 ポイントで、やはりアベルバクさん、 クラス優勝は 5.0 ポイントで、A, B クラスともに小野さんと言う年配の方。 第 4 ラウンド、フォー・ナイツで私を打ちのめしたおじさん。 1200 台の仮レイティングから、最終日はトップテーブルにまで登りつめた。 やはり強かった。弱い人に負けたのでなくて良かった、と安心したような、 虚しいような。 デアゴスティーニと明治製菓などの協賛がついた大会だったが、 前者は商品の提供、 後者は最終ラウンドでのチョコレート(「ショコライフ」)の配布、 が「協賛」の意味だったようだ。無論、ありがたいことである。 今回の参加者人数の多さは新記録だったようだし、 協賛も色々つくようになってきたし、 日本チェス協会も変化の時期が近付いて来ているかも。

大会の後は恒例通り、 アルゼンチン大使館からのワインなどの差し入れでパーティ、 のところを遠慮して、広島の S さんと一緒に夕食に行くことにする。 S さんは、東京に帰省のついでに一日コースに参加していたのである。 品川駅ビルで夕食。お互い惨敗を肴に反省会。 自分はもっと指せると思っていた。 こんなことを言うと笑われそうだがトーナメント前は、 A クラスならば入賞はもちろん、優勝すら十分にありうる、 と思っていた。情けない話である。 しかし、今に見ていろよ… 取り敢えず、ダッチ・ディフェンスを指すのはやめよう。 21 時頃、品川発の新幹線で京都に帰る。