対局のあと / グラッパ
夜、京都に帰宅。 トーナメントは A クラスのトップのレイティングでエントリィしながら、 結果の勝ち点はほとんどビリ。全然、勝てない。 最近、壁を感じるなあ… トーナメント自体の方は、快速戦(持ち時間 30 分のラピッド)にも関わらず、 二日間の方も一日のコースもどちらも 30 人くらいの参加者が集まり、 意外にも盛況。 特に一日コースの方はレイティングのまだない新人が沢山参加していて、 ひょっとしてチェスって広まってきてるの?と思った。 そう言えば、今回は JCA にとって画期的かも知れない出来事があった。 一日目の午前の部が終わったところで、 Z スイス式でなくて正式のスイス式で対戦組みをすべきだ、 と選手たちから抗議があり、ディレクタがこれを受け入れたのである。 ディレクタ側としては、 もうトーナメントが始まってしまっているからと言う理由で、 つっぱねることも可能だったはずだが、 選手の声を聞き入れてくれたのは正しい判断だったと思う。 こういう小さなところからではあるが、 良くも悪くもマイナ・スポーツの親睦会的な部分から脱却して、 真に国際的な団体になって行って欲しい。
個人的に今回、参加して良かったことは、 日本チャンピオンの K 君と対局できたこと。 残り時間 5 分間を切って、棋譜を取る義務がなくなってからも、 記録しておかないと勿体ないと思って、 きっちり最後まで採譜した。 私の方がフルに時間を使い切ったので、 結局、第一ラウンドで最長の対局になったが、 その後、時間がないにも関わらず、チャンピオンに感想戦 (と言うより指導対局)につきあっていただけて、 大変に勉強になった。多謝。
公式トーナメントとは別に、 初日の 4 ラウンドが終わったあと、 有志を募ってのブリッツ大会(持ち時間 5 分間の指し切り対局)があり、 無謀にも参加してみたが、やはり全敗だった。 そもそも参加者がほとんど麻布の生徒か OB 学生かで、 トーナメントの最中、しかも 4 ラウンドも終わった直後に、 「わーい、ダブル・ラウンドロビン(二重総当たり)でやろうぜー」 とか言うほど元気がありあまっている連中の中に、 ほとんどブリッツなどやったこともない人間が参加しても、 まるで歯が立たないのは試してみるでもなかったが。
一応、父の日だしと思って、洋酒を送っておいたのだが、 さきほど、実家の父からお礼の電話があった。 と言っても、二言、三言くらいしか話すこともなかったが、 相変わらず元気そうではあった。
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