a lay pilgrim
最近、朝方に一度目が覚めてしまう。年のせいだろうか。 今日もいい天気、でも今日は「入梅」らしい。 季節の移り変わりは早いね。あっと言う間に寿命が来そうだ。 朝食はトースト、林檎のコンポート、珈琲。 朝は講義の予習をする。昼休憩。郵便局に住民税を払いに行く。 私はサラリーマンなので特別徴収と言う名で天引きされているが、 調整額があるらしくて、その差額分の支払い。 差額とは言え、一度に払うにはかなり抵抗のある額。 しかし、分けたところで面倒が増えるだけだ。目をつぶって、 アナマンダラ・リゾートのスウィート・ヴィラに連泊できそうな額を一括で払った。 ついでに、今週末に東京であるチェストーナメントの費用も振り込んで、 本屋を少し流して帰る。
午後も講義の予習。今回はちょっと細部を詰めるのが面倒だった。 講義では「よって、明らかに…」とか、「定義より自明に…」と言って、 はしょるのだが、 一応念のために、私のノートの上ではちゃんと計算がしてある。本当だよ。 こういうのを何と言うんだっけ、仏を作って魂入れず?…違うな。
夕食はカルボナーラ風に鮭ハラスのパスタ。 夜の読書は、「池澤夏樹の旅地図」(池澤夏樹/世界文化社)。 私は文化人類学的な相対主義が嫌いだ。 百聞は一見にしかず、とか、経験しないと分からない、 とか言う経験第一主義も好きでない。 だから基本的に旅行記や旅エッセイとは相性が合わない。 しかし私の中にある定住生活やムラ的な暮らしへの怨念のようなものが、 時々それを上回ってしまう。
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