Friday, September 14, 2007

くすくすと笑う

9 時起床。カーテン越しの明るさからして、良い天気のようだ。 寝床でぼうっとしていたら、久しぶりに面白いことを思いついた。 あまりに秀逸な発想だったので、くすくす笑ってしまった。 数学やサイエンスのことではなくて残念だが。 しばらくして階下に降りて、クロに御飯を与え、珈琲を淹れる。 メキシコ世界選手権の結果をチェックしたら、全部ドローだった。 しかも全て 30 手以内と短い。 第一ラウンドでみんな慎重に指しているのかな… チェスは基本的にドローイッシュなものなので、 このレヴェルではリスキィな踏み込みがないとドローになるのはやむをえない。 しかし勿論、観客としては面白くない。

午前中は棋譜を調べたり。昼食は御飯を炊いて、レバニラ炒めなど。 少し昼寝をしてから、午後はお仕事の事務書類作り。 MSWord だ。事務書類の類をどうして、全部テキストにしないのか理解に苦しむ。 どう考えても不合理だ。 途中で急に外が暗くなったと思ったら、激しい雨になった。 これは秋雨と言うより、夏の雨。 ああもう秋だ、と思ったり、やれやれまだ夏だ、と思ったり。 世間には四季の移り変わりがあってこそ素晴しい、と言う風流人が多いが、 私は一年中が秋でも、または冬でも一向に構わない。むしろ望ましい。 一年中春なのはちょっと嫌で、一年中夏なら移住する。 夕方になってようやく書類作成完了。 しつこいようだが、もしこれが Word でなくてテキストで良かったら、 私なら 15 分以内に出来ている。 四食分ほどカレーを作る。 ただ、最近かなり小食になって来ているので、 ひょっとしたら、一週間分くらいあるかも知れない。 夕食は冷や御飯でカレーライス。

第一ラウンドより今日の盤面。 Anand-Gelfand 戦、最後の一手前。 この後、22. ... Rxe1 でドロー合意。謎だ。 黒が良いようにしか見えないが… それに、Gelfand は何故、f4 ポーンを取らなかったのだろう? Bg5 があるので、22. ...Rxf4 の後、白はクイーンでこのルークを取り返せない。 とすると、23. Nxf6+ Qxf6 24. Bd4 Qh4 と言うところで、 ただの 1 ポーンアップ、黒がかなり良く見える。 Bxa7 があるかも知れないが、それでも白は釣り合ってないと思う。 まさか一手先の見落としとも思えないので、 アナンド相手に楽に、しかも黒番で、ドローが取れたならそれで十分、 と言う大会全体を見た判断だろうか。 確かに 1 ポーンアップでも形が互角ではなかなか勝てないものだし、 そこから負けたらダメージも大きいので、気持ちは分からないでもない。 しかし、それでいいのか、ゲルファンド。