寝室と雪と猫と私
またしても良く眠った。 9 時に目が覚めたが、11 時くらいまでうとうとしながら、 寝台で姿勢を変えたりしていた。 寝室の外でうるさく猫が鳴くので、中に入れてやる。 猫を緑色のカーディガンの懐に抱いて外を眺めれば、昨夜の雪の残り。 クロや、クロソフスカヤ、雪が綺麗だね、 人生って一体なんなのかにゃ、 神様には人間や猫の一生があの雪ひらのように見えているのかもね、 だとすれば誰の人生もあんなに綺麗なのかにゃ、 綺麗なものは遠くにあるから綺麗なのさ、 それとも雪のように顕微鏡で見る人にだけ明かす綺麗もあるのかにゃー、 と小一時間、猫と語りあう。
朝食の珈琲のあと、王将の餃子を焼いて昼食。 白ワインを少し。 午後は洗濯をし、昼風呂に入って、 昼寝をしたり読書をしたり。 「ロジャー・マーガトロイドのしわざ」 (ギルバート・アデア/松本依子訳/ハヤカワ・ミステリ)読了。 佳作ではあると思うし、十分に楽しめたが、期待が大き過ぎた。 もっとも、「ポストモダニストは二度ベルを鳴らす」 の評論家ギルバート・アデアが著者で、 しかもタイトルからしてどう考えてもクリスティのパロディ、 かつ後書きが若島正さんとくれば、 期待しない方が無理と言うものだが。
夕食は、大蒜が切れているのに何とかカルボナーラ風のスパゲティを作ってみた。
食後は明日の準備。
明日、明後日は某A社にて天才プログラマたちと会うために東京出張。
ミーティングのあと、今興味を持っている数学の話を何かしてくれ、
と言われていたので、
ラフパス理論をデータ圧縮の立場から見る簡単なイントロを用意した。
夜は関係者と会食のため、明日の夜の更新も不確定です。
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