おもちとチーズ
8 時起床。昨夜遅かったので眠い。 しかも、珈琲豆が切れている。 よっこらしょ、と何とか身支度をして出勤。 キャンパスは盛況。と言うのも、 今日は世間では土曜日なのかも知れないが、 R 大学では火曜日だと言ったら火曜日なのだ。 昼食は学生食堂にて。
午後はいつもなら院生ゼミからだが、 この前、「する?」と訊いたら「いいです。」とのことだったので、 自習にした。こちらは聞く方だからいいが、 やはり院生ゼミになると週二回の発表は辛かろうと思って、 無理強いはしなかった。 その時間で講義の予習など。 講義まで少し時間が余ったので、 パイプ椅子を並べた上で半時間ほど仮眠をとる。 14:10 から「暗号理論」の講義。 公開鍵暗号系の仕組み。 学生さんはほとんど来ていないのではないかと思っていたのだが、 いつもと同じくらいに出席していた。 講義終了後、建物の外に出ると、 台風でも来そうな不穏な生暖かく湿った空気。 傘も持ってないことだし、 これは早く帰った方が良さそうだ。
少しだけ雑用をしてからバス停に向かうと、
終端がどこか分からないほどの行列。
経済・経営学部のビルのあたりまで続いて、その先は霞んでいる。
振り替えの土曜日ですら、講義の直後はこの人出。
数分間隔で次々にバスが来るものの、
いくつバスが過ぎても一向に行列の減る様子がない。
しかし何台か後になんとかバスに乗り込むことができた。
丁度、後ろに座った女子学生二人が、
この行列にうんざりしたと言う話をしている。
「もう、かなんなあ…」
「ほんまやなあ。こういうときには、何か楽しいこと考えよ」
「そやな!気持ちの切り替えやな」
と聞こえたあと、しばらく沈黙が続いた。
「…、何考えてんの?」
「おもちとチーズ」。
油断していたら大笑いしてしまうところだった。
しかし、会話の相手は、「おもちとチーズはフツーに美味しいな」
と納得しているようだった。
少し雨が降り始める中、スーパーに立ち寄って食材を買ってから帰宅。
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