Thursday, June 19, 2008

Triage

9 時起床。少し寝坊。 すぐに身支度して出勤。 午前中は少し雑用。昨夜食べ過ぎたので、昼食は学食にてかき揚げ蕎麦。 12:30 から「シミュレーション技法」の講義。 混合時間の性質など。 一コマ分の空き時間も少し雑用をして、 15:50 から「情報理論」の講義。 システム・エントロピィなど。 部屋に戻って、18 時くらいにキャンパスを後にする。 19 時過ぎに帰宅。 税務署から所得税の予定納税の通知書と、 住民税の通知書が来ていて、そのあまりの額に、 リビングルームの床に膝をついてしまった。 本当に美人秘書に会社作ってもらおうかな…

今日はとても蒸し暑かった。 夕食は少しは爽やかに、と思って、 ジェノヴェーゼ・ソースのスパゲティにした。 ロワールの白を一杯。

最近、気になる言葉に「トリアージ」がある。 元来は緊急医療での専門用語だが、 今ではかなり日常に入り込んで来ているようだ。 トリアージ(triage)はフランス語で「選別」のこと。 災害や大事故の際、 大勢の被害者の治療順序を先に判断することを言う。 つまり、おおまかには、 作業に取りかかる前に現場で優先順位をタグ付けすることで、 作業自体の効率化を図る方法を指すのだが、そのシリアスさが違う。 例えば、 まだ命はあっても治療して助からないだろう被害者は切り捨てることで、 一人でも多くの命を救う、と言うような切迫した、 ぎりぎりの状況を前提とした優先順位の判断である。 そのため、「選別」とか「優先度づけ」などと言う露骨な表現は避けて、 フランス語のテクニカルタームを使っているのかも知れない。 ビジネスの現場や日常にはそこまで切迫した状況はないが、 それでも厳しく冷酷な優先順位づけがキーになることがある。 そういうときに使う言葉が「トリアージ」だ。