デジラティ
一旦早朝に目覚めたが、また二度寝してしまった。 朝食代わりの珈琲。午前中は手帳とあれこれ相談して、 昼食は盛り蕎麦。 チェスの問題を一つ考えてからお風呂に入り、 午後は数学など。途中で激しい雨が降った。 夕方になって近所のスーパーで買い物。 そろそろ秋刀魚か…… と思ったが、もうちょっと先にしておこう、 と踏み止まった。 気温はそれほどでもないが、湿度が凄くて蒸し暑い。 夕食は御飯を炊いて、生姜焼き。野菜は玉葱とししとう。 沢庵、南瓜の味噌汁。
書庫の整理をしていると、インタネット創成期くらいの頃の、 テクノロジ評論とかインタヴュ集とかが色々出てきて、 つい読みふけってしまった。兎に角、前衛的で刺激的なのだ。 コンピュータとインタネットが、 コミュニケーションも、社会も、人間の精神も、 人間そのものすらも、決定的に変えてしまうだろう、 今我々は人類史上の大革命に立ち合っているのだ、と言う論調である。 一方では、クリフ・ストールに代表されるように、 インタネットは何の大したことも人間にもたらさない、と言う批判もされていた (結局、それが正しかったようだが)。 実際、議論のポイントは既に当時に出つくしていたようで、 今、こんなに刺激的な情報技術評論がされるとは思えない。 こういう議論が、 電話の受話器に音響カプラをつけて超低速通信をしていた時代にされていたと思うと、 色んなものが速くなって、色々クールなガジェットは現れたけれども、 思想的には特に当時から進歩していないんじゃないだろうか。 ひょっとしたら退歩しているかも知れない。
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