Monday, August 25, 2008

「知らぬ間に夏は過ぎ去っておりました」

8 時起床。すぐに出勤。 午前、午後とキャンパスでお仕事。 夏休み中なので学生こそ少ないが、 けっこう色んな人が仕事をしている。 事務はどうやら引越し作業なのか、 廊下に机や段ボール箱を積み出している。 夕方に仕事を終えて、帰路に就く。 すっかり涼しくなって、雨模様。やはりもう秋。 ふと、昔、英作文の暗唱で、 「知らぬ間に夏は過ぎ去っておりました」 と言うのがあったなあ、 と思い出した。 (「和文英訳の修業」だっただろうか、昔の受験勉強は深みがあったものだ、 例えば、小西の「古文研究法」とかね。) 私が気付いた(過去形)前に、 夏は行ってしまっていた(過去完了形)、のである。 何となく物悲しい時制だな、と子供心にも思ったものだ。 思えば人生も、知らぬ間に夏は過ぎ去っておりました、 と言う感じのものなのではないだろうか。

電車の待ち時間の間に、 プロジェクト ``Kibitzer" のゲラを駅のコンビニエンスストアから送る。 私はクロネコが好きなのだが、やむを得ずペリカン。 近所のスーパーで食材を買って、18 時くらいに帰宅。 夕食には鮭炒飯を作った。アルザスのリースリング。 もう最後だったので、一杯半ほど。 夜になってさらに強い雨。 知らぬ間に夏は過ぎ去っておりました……。

タリ・メモリアルは第6ラウンドを終えて、 モロゼヴィチの独走。イヴァンチュクが 0.5 差で続いている。 第7ラウンドでこの二人が対決。今回の目玉の対局だろう。 クラムニクは得点こそぱっとしないものの、 まあまあのフォームに思える。 第6ラウンドの対カムスキー戦はこのトーナメント随一の、 (リアルタイムで観ていたら)手に汗握る対局だった。 いくらでも激しいタクティクスがありそうな、 綱渡りの闘いだったが、結局ドロー。