四六時中も愛してる
9 時起床。今日は良い天気で、気温も高そうだ。 予報によれば今週は夏が戻ってくるらしい。 珈琲豆が切れているので、朝食は純水のみ。 午前中はチェスの問題を考えたあと、八月の決算。 昼食はかけ蕎麦を作る。長葱と卵入り。 午後は書庫の整理をして、 小一時間ほど ``Code Reading" (by D.Spinellis)でコード読み。 夕方、少し涼しくなってから外出。 古本屋で文庫本 10 冊と単行本を5冊ほど売り、 そのお金で珈琲を飲みながら、 しばらく数学を考よう、と三条大橋の SBUX に行く。
そう意図したわけではないのだが、 テーブルに向かい合わずに二人でべったりくっついて座っている、 高校生カップルの隣りに座ることになった。 SBUX 内でこんなにべたべたしているのを見るのは、 オックスフォードのコーンマーケット通りの SBUX の二階の隅で レズビアンのカップルを見て以来だ。 しばらくして、男子の方がその女子のことを「四六時中」考えている、 と言ったことから、「四六時中」とはどういう意味なのか、 と言う議論が始まった。 若いわりには趣きのある男女の会話だな、と微笑ましく思っていたのだが、 よく聞いてみると、二人は本当にその言葉の正しい意味を知らないらしかった。 「そりゃ、もちろん、 アバウト 4 時間から 6 時間くらい、 ってことや」 と男子は断言したのだが、 女子の意見では、それは控え目過ぎるような気がする、 とのことである。 しばらく考えていた彼女が閃きを見せた。 「ひょっとして、 4 足す 6 で 10 時間のことちゃう?!」 「でもなんで 10 時間やねん」 「大体、8時間寝ててな、食べたりお風呂入ったりしてたら、 フリータイムは 10 時間やろ。 その間ずっと、って言うことやん」 「なるほど、おまえ賢いなあ」と一旦はおちついた。 しかし、また議論がぶり返した。 それでもまだ少ないのじゃないか、と彼女が言い始めたのだ。 どうやら、さっきは授業時間を考慮していなかった、 と言う観点が気になるらしい。 私にとっては思いがけないロジックの展開だったが、 方向性は正しそうなのでもう少し聞いていると、 議論の詳細は省くが(正直、ついていけなかったのだが)、 「四六時中とは 18 時間くらいが、 しっくりくる」 と言う結論が出たようだった。 二人が幸せなのならそれでいい。
カップルの隣で一時間ほど数学を考えたあと、 珈琲豆、パスタ、唐辛子など買い物をして帰る。 夕食は茄子と長葱のアーリオオーリオ。 一緒にニュージーランドの白を一杯だけ。 食後に珈琲。やっぱり、カフェインはいい。
明日の夜はウィーンからのゲストの接待につきあう可能性が高いです。 その場合には、更新はかなり遅くなるでしょう。
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