Saturday, March 14, 2009

ランチョン / 〈文学とチェス〉

8 時起床。珈琲とクロワサンの朝食。 喜びの歌とともに朝が訪れる、だったかな、詩篇30の6、 と猫に話しかけつつ、朝のあれこれ。 まだ書庫の整理と、確率・統計の教科書のレヴュー作業を交代交代に。 昼食は、しめじとベーコンとアスパラガスのスパゲティーニ。 午後は趣味のプログラミング。夕方になって外出。 神保町の「ランチョン」で吉田健一を偲びながら、 ビーフパイと生ビール一杯の夕食。 そのあとは近所の SBUX にて食後の一服で読書しつつ、 イベントの開始時刻を待つ。

20 時半から三省堂本店にて、若島正さんと佐藤亜紀さんの 〈文学とチェス〉をテーマにしたトークショー。 「モーフィー時計の午前零時」(若島正編/国書刊行会)の出版記念イベントである。 ちょっと意外にも、こんなマニアックなテーマに関わらず、 予約で一杯になったそうだ。満員御礼。 対談では色々と逸話が明かされもして、なかなか面白かった。 例えば、クラッベの「マスター・ヤコブソン」は最初の予定では含まれていなくて、 ジュースキントの短編の翻訳権が取れなかったための代打だったそうだ。 それも読んでみたかったような。 「去年の冬、マイアミで」は、最初、将棋の雑誌に掲載されたこともあって、 将棋マニアには分かる微妙な翻訳の遊びがいくつかあるとのこと。 私は将棋をほとんど知らないので、全く気付かなかったが、 「ははん」と思っている人はいるのだろうか。

イベントのあとの、打ち上げ(?)にも参加して、24 時過ぎに帰る。