アンコール・ピース
ここ数日、京都は少しあたたかい。 室温もせいぜい 7、8 度くらいなので、 特に暖房をつける必要もないくらい。 ベーコンエッグとパンなどの簡単な昼食をとって、 午後は京都国立博物館でのチェンバロのコンサートに行く。 演奏は中野振一朗氏とコレギウム・ムジクム・テレマンで、 曲目は C.P.E. バッハ、J.Ch. バッハ、ハイドンなど。 この演者達だから勿論どれも良かったが、 最後のアンコール・ピースとして、 モーツァルトが五歳くらいのときに作曲した曲だと言って、 中野氏が15秒くらいのパッセージをちゃららん、と弾いていて、 この締め括り方はお洒落だなあ、と思った。 さて、帰ろうかとバス停で待つも、 来るバス来るバス、ここはインドかと思うほど鈴なり満員。 今日は何か観光イベントでもある日なのか、 それともこのあたりは日曜に混雑するのだろうか。 やむを得ず、タクシーをつかまえて帰宅。
夕食は昨日から仕込んでおいた鮪を使って、 鮪のヅケ丼。 寿司屋でも始めようかと思うほど旨い。 我ながら自分の才能が恐しいな、と思いつつ、 ありがたく海の幸をいただく。 しかし良く考えれば、 どう下手をしたところで、美味しく出来る料理のような気もする (米が柔らかいとさすがに駄目かも)。 食後は明日以降のために鶏のワイン煮込みを仕込んでから、 講義の準備など。
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