拍手!
生協弁当の昼食。 午後は学科の卒業証書授与式に出て拍手。 続いて、大学院の修士号授与式に出て拍手。 夜は、京都駅近くのホテルで謝恩会に出席。 特に感謝されるようなこともしていないので恐縮なのだが、 その代わりにせめて拍手と、謝恩会に出席して、おめでとう、ありがとう。 そんなわけで、ずうずうしくもありがたくご馳走になってきた。
「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、
これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」
「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど
すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
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