Saturday, June 10, 2006

シャンパンの理由

今日は完全休日。 猫と昼寝をした以外は、 チェスの序盤定跡の勉強で日中を過す。チェス強化週間に入った。 昼食は鶏レバーを使い切るためレバ韮炒めで一汁一菜。 夕方、近所のワイン屋にシャンパンを買いに行く。 夕食に冷やし肉玉饂飩を作った。 お風呂あがりに、論文(仮)採択記念のシャンパン。 クリストファ・ミニョンの Heritier Eugene Prudhomme (Extra Brut).

シャンパンは美味しいけれど、 個人的にはやっぱり何かの言い訳があるときにだけ飲むのがいいと思う。 そうでなければ何が楽しくての人生であろう。 とは言え、段々と理屈が薄くなってきて、 最近では友達に久しぶりに会ったから、くらいの理由で飲むし、 いずれは今日は良い天気だから、とか言い出しかねないが。 ふと思い出したけれど、 学生時代に院生室の近所に生物系の研究室があって、 そこでは廊下に面したスチールの棚の中に、 シャンパンの空瓶が飾ってあった。 何だろうと思って通り過がりに見てみると、 一本一本のラベルに日付と、 このときに○○○が発見された、 とか、○○現象が観測された、と書かれていた。 勿論、科学研究はそれ自体が面白いからするのだが、 ささやかなご褒美とお祝いがあるのもよろしいではないか。 私はそのとき、この研究室のチームはいい仕事をしているだろうな、 と思った。