Я чайка
雨があがって今日は晴天。 今日も金曜セミナはお休みで、わりとゆっくり。 夕方、東京に移動。 土日二日間のトーナメントに参加のため。 今回は持ち時間 30 分の "rapid" を一日四局ずつ、計八局。 今夜はプレパレーション用のファイルをちょっとさらって、 早めに寝よう。
読書。 リンドバーグ夫人の「海からの贈り物」(吉田健一訳/新潮文庫)。 リンドバーグ夫人もご主人同様に飛行機乗りだったそうだ。知らなかった。 サン・テグジュペリもそうだけど昔の飛行機乗りは、哲学者だなあ。 それに比べて現代のパイロットたち、 つまり宇宙飛行士たちが大したことを言いも書きもしないのは何故だろう。 唯一の名文句と言えば、私は鴎、くらいで、 宇宙からは国境は見えません、なんてその紋切り型に腹が立つ。 しかも、その「私はカモメ」すら、 実は宇宙船のコードネームが「カモメ」だったので、 「こちらはカモメです」が通信の第一声だっただけなのだ。 これを知ったときには、がっかりした。 「カモメのジョナサン」も読んで感動していた、 世界中の少年少女たちの夢をどうしてくれるのだ。 それはさておき話を戻すと、思うに、 宇宙に出るという経験が強烈過ぎて人間の許容範囲を越えていて、 ほとんど誰もが地表を這っていた時代にたった一人で空を飛ぶ、 と言う経験に比べて、人間を深めないんじゃないだろうか。
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