エチケットとデリカシィ
懲りずに新企画。一言日記。
ワインのラベルのことをエチケットと呼ぶのは、 珍味のことをデリカシィと呼ぶのと同じくらい不思議。
「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、
これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」
「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど
すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
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