Saturday, October 21, 2006

双子座うまれは星占いを信じない

一日、完全休日。今日はいい天気。 午前中は寝台でラオの「統計学とは何か」を読んだ。 面白いことが一杯書いてある。 図書館で借りたので今月末に返さなくてはいけなくて、 ぺらぺらと再読しているところ。こんな名著が品切れとはおかしい。 是非、すぐに再版してもらいたい。 この本の昨日たまたま開いたところには、 イギリスの数学者ハーディが夕食会の席で、 "2 + 2 = 5" から某氏がローマ法王であることを証明してみせた、 という逸話とその証明が出ていた。 今日たまたま開いたところには、 ある母集団のデータに、 期待値が異なる別の母集団からのデータが混じっていると、 もとの母集団の期待値の推定が、 悪くなるのではなくて逆に良くなってしまう、 と言う奇妙な現象が、簡単な不等式評価で説明してあった。 今、開いたところには、 数学者スマリヤンは、貴方はどうして星占いを信じないのか、と訊かれて、 「双子座うまれは星占いを信じないのだ」と答えた、と書いてあった。 (実際、スマリヤンは論理学と基礎論が専門だが、 大学で占星術の講義をしたことがある、と何かで読んだ。)

昼食に茹で卵と若布の煮麺を作って食べる。 午後は少し午睡をしてから、昼風呂。 休日だし、少しは陽気な気分になろうと、 湯船で「大転落」(イーヴリン・ウォー著/富山太佳夫訳/岩波文庫)を読む。 この訳者あとがきは、原作者を褒めているような、けなしているような、 微妙と言うか絶妙の書きぶり。お風呂上がりに白ワインなど。 これで、昼寝、昼酒、昼湯を制覇。 朝寝、朝酒、朝湯を午前中に全部こなすには、 かなりの早起きの上に勤勉でなければならないと思う。 夕方、近所のスーパーに食材を買いに出る。 夕食はカルボナーラ。 明日以降のためにポテトサラダを作りおき。 ちょっと玉葱を入れ過ぎて辛い。