1 + 2 = 2 + 1
先週は忙しかったので、今朝に午後の講義の予習。 「情報の数理」の方は昨年と方針と内容を変えていないが、 「数理の世界」は内容を変えて、新たにノートを書き下ろしているので、 毎週けっこう大変だ。午後から衣笠出講。 生協で昼食をとってから、「数理の世界」。 前回は自然数を定義したので、今日は自然数の足し算を定義した。 自然数間の写像として「a を足す」という作用を定義する方法。 この方法では、a に b を足した結果と、 b に a を足した結果が等しくなることは自明でない。 ちゃんとした証明はやや面倒なので、 1+2が2+1に等しいことだけ証明した。 理解できた学生がどれだけいたのか全く不安だが、 少なくとも、きちんと定義から始めると、 自然数の足し算の可換性さえ明らかなことではない、 と言うリマークにはなっただろう。 続いて、「情報の数理」。 前回までにやったことをおさらいしながら、 数学的に整理し直した。 衣笠の方では自分のオフィスもないので仕事もなく、 講義が 18 時近くに終了するとすぐに帰ることになる。 帰宅は 19 時くらい。夕食は近所の定食屋で済ませる。
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