二日目(前)、「時間割」読了
8 時起床。早起き。昨日とうって変わって、今朝は良い天気。 日差しが眩しいくらい。 朝食は紅茶とパン二切れ。珈琲豆が切れている。買いに行かねば。 午前中はビュトール「時間割」(清水徹訳/河出文庫)の続きを読む。 昨日は丁度半分くらいしか進まなくて、 今日の午後に入ってようやく読了。 ビュトールはもっと難解な作家かと思っていたのだが、 なかなか面白かった。 フランス人がイギリスの架空の町に一年間派遣されて外国暮らしをする、 という設定がいかにもだし、 架空の推理小説についての議論をしながら、 それが原因で起きた現実の事件を探る、 と言う二重のミステリ仕立てになっている点も面白い。 まあ、フランス人がマンチェスタみたいな工業街に一年も放り込まれたら、 これくらい憂鬱にはなるだろうな… ビュトールはマンチェスタで仏語教師をしていたことがあり、 架空の都市「ブレストン」のモデルはこことのこと。
昼食は冷や御飯を使って、雑炊を作った。シャンパーニュの残りを一杯。 雑炊を食べていると、執事がやって来た。 今日は仕事納めで、午前中は大掃除、午後から休みだとのこと。 今日が仕事納め、って人が多いのかな。 じゃあもう冬休みか、いいねえ、と言うと、 残業代を稼ぐために年末年始も出勤します、と言っていた。 「どうせ、.emacs をいじったり、そんなとこでしょ」 と言うと、 「スクラッチから書き直したりね」との返事だった (ここで、くすっ、と笑った人は、テッキー)。
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