Tuesday, December 26, 2006

冬休みの初日、前編

9 時過ぎに起床。確かに今日の京都は曇り時々雨かも知れないが、 私の心は晴れ渡っている。 延々と続く緑の丘はしっとりとした霧に薄く覆われ、 朝露の輝く緑の葉には蝸牛が悠々と這い、 木々の枝には小鳥がピー(ここまでが心象風景)、 寝室のドアの前では猫がニャー、 神は天におわして世はこともなし。 朝食は珈琲と、いただきもののシュトーレン。 午前中はシャンパーニュを飲みながら、 読み残していた「プリーストリー氏の問題」 (A.B.コックス/小林晋訳/晶文社)を読む。 朝からシャンパーニュ(Gosset Brabant)。 そう言えば冒険小説の名作「深夜プラス1」 (G.ライアル/菊池光訳/ハヤカワ文庫)に、 「シャンパンは昼食の時間を過ぎたら、女の子向けの飲み物だ」 と言うような台詞があったなあ。硬派だ。私は軟派なので、 朝でも昼でも夜でも、良いシャンパーニュなら喜んで飲むけど。 「プリーストリー氏」は残りわずかだったのですぐに読了。 良きコメディは偉大だ。 昼食には豚と長葱の炒麺。もちろんシャンパーニュ。 午後はいよいよ読書リストの消化に取りかかる。 最初の一冊は「時間割」(ビュトール/清水徹訳/河出文庫)に決めた。 その前にお風呂でも入ろう…

続きは夜。