第九日(前)、「カラマーゾフの兄弟」
10 時起床。夜更かししているわけでもなく、 単に良く寝ているだけ。どうしてこんなに眠れるのか、 不思議なくらいだ。また今日もパジャマ暮らし。 朝食は珈琲とパンを少し。 午前中は Fritz とチェスを一局して、 「カラマーゾフの兄弟」を読む。序盤から意外と面白い。 昼食には、しめじとベーコンのスパゲティを作って、 赤ワインと食後にチーズ。
画像は実家の玄関に飾ってあったもの。 旧式の携帯電話のカメラで撮ったので、ボケボケ。
「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、
これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」
「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど
すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
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