Sunday, January 07, 2007

第十三日、「カラマーゾフの兄弟」了/雪のち晴/ディキンスン

10 時起床。いい加減に早起きしよう。 朝食に珈琲を飲んでいると、予報通り雪が降ってきた。 でも風はほとんどない。 窓から降る雪を眺めながら、珈琲を飲むのは楽しい。 昼食にオムライスを作る。今日は卵で巻いてみました。 食後に最後の一杯のシャンパーニュを飲みながら、 「カラマーゾフの兄弟 (下)」(ドストエフスキー/原卓也訳/新潮文庫) を読む。ようやく読了。 個人的には「悪霊」とか「白痴」の方が好きだが、 それらに比較しても抜群に面白い小説ではあった。 次は「キングとジョーカー」(P.ディキンスン/斎藤数衛訳/扶桑社ミステリー) を読み始める。 舞台は現実とは異なる家系をたどったパラレルワールドのイギリス王室、 謎の人物「ジョーカー」による悪戯が徐々にエスカレートし、 ついには殺人にまで発展する事件を、 十三歳のプリンセスを中心に描く…と言うお話。 ディキンスンはミステリ作家としては、 ぶっとんだ設定とその精緻な作り込みを個性とする特異な作家で、 児童文学の世界でも有名。四十歳を過ぎてからの遅いデビューだったが、 それまではかの「パンチ」誌で編集と執筆をしていた。 参考までに Wikipedia の項目 Peter Dickinson と、 Peter Dickinson's web site.

午後になって、雪は雨に変わったと思ったら、すぐに晴れてきた。 洗濯機をしかけて、買い物に出る。チーズとバゲット。 夕食は、豚肉と長葱の炒麺。 あうのかどうか自信はないが、ボルドー赤と。 執事がやって来てばたばたとして、また出ていった。 明日から一週間ほど、ラスベガスに出張だそうだ。 夜も読書など。