最終講義日
今期最後の文系マスプロ講義。 「数理の世界」は確率の定義、 「情報の数理」はエントロピィの諸性質。 今日は期末レポートの提出日なので、 全く見覚えのない学生が津波のように押し寄せて、 レポートだけ出してそのまま去って行った。 講義を終えて、持ってきた鞄に持ち上がらないほどのレポートを入れ、 ふらふらしながらバス停まで行き、 家のすぐ前で停まってくれるバスに乗って帰る。 車中、今期はマスプロ講義の恐しさを知ったなあ、と溜息をつく。 単位が甘く出ると言う噂を聞くと、学生が五百人以上も押し寄せ、 貪るように利用して行く。 来年はどうにかしなければいけないなあ… 取り敢えず、今年の採点も厳しめにつけることから始めよう。 そう言えば、時世を一言で切るならば、「汝、貪るなかれ」じゃないだろうか… なんて、ぼんやりと考えながら帰宅。
夕食は御飯を炊く元気がなくて、カルボナーラを作った。 昨日開けたシャンパーニュと。 最終講義日を終えて、自分に乾杯。 後は水曜と木曜に演習とゼミをして、今学期の授業は終了。 今月後半の仕事は、レポート採点と予稿書き。 レポートはもうちょっと締切に余裕があるけれど、 二月に入ると入試の採点があるので、 今月中に終わらせておかないと。
今日、買った本。 「プラグマティズム」(W.ジェイムズ著/桝田啓三郎訳/岩波文庫)。
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