Tuesday, February 13, 2007

闇夜の鉄砲

8 時起床。今日は良い天気だ。 珈琲だけの朝食のあと、出勤。 今日のメインは、入試判定の学科会議。 つまり、入試の得点分布を見て、どこで合否ラインを引くかを決定する会議。 他の大学ではどうだか知らないが、 R 大学では合格しても実際に入学してくれる割合、 つまり入学手続率が相当低いので、 合否ラインの引き方が非常に難しい。 入学手続率の低さがその誤差を増幅してしまうからだ。 大学のどこかにこの高度な推定技術のプロがいるらしく、 ここで合否ラインを引くのが妥当と思われます、と言う数字と資料が、 執行部提案の形で各学科に降りてくる。 そんな高度なアートであるから、 学科として議論できるのもそれを一点上げるか下げるか程度の話で、 しかし大事なことではあるから、その提案を良く良く吟味して、 「それで行きましょう」とか「一点上げてみます」とか答えるのだ。 闇夜に鉄砲を撃つのに、もう 1 ミリ高く構えてみましょうか、 と言うようなものかも知れないと思うこともあるのだが、 この一点の中に沢山の受験生がいて、 どれだけの学生数になるかは学科にとっても大問題だと思うと、 真剣な議論にならざるを得ないわけだ。

生協で、南蛮豚カツ定食という謎の昼食。 絶妙のコンビネーション、とポップに書いてあったからと言うわけでもないが、 ついうっかり、ひょっとしてありうるかも、と注文してしまった。 実際は、絶妙と言うよりむしろ、最近の言葉の意味で微妙なコンビネーションだった。 創作料理って本当に難しいな、と良く思う。 伝統のレシピは長い時間のフィルタがかかっているおかげで、 やはりこれしかない、と言うところに落ち着いているのだ。 夕食はカルボナーラ。