バイロンの娘
7 時起床。私の基準では地獄起き。 無理に早起きしたのに、京都駅で電車が遅れていて無駄骨。 セーフマージンを取ってはいるので、仕事に遅れることはなかったが。 午前、午後と入試採点業務。午後 3 時過ぎに今日の部は終了。 少し研究室で時間をつぶしてから帰る。帰宅は 17 時くらい。 執事があれこれ掃除中だった。 この家を出て行くのは三月末らしいが、立つ鳥後を濁さず、というやつか。 夕食は、鶏雑炊。雑炊ばかり作っているので、腕が上がってきた。
「ヘッジホッグ」読了。ヘッジファンド業界の雑多な話の集まり、 と言う感じで、特に情報が得られたわけではないが、 それなりに刺激を受けたし、楽しめた。 「ディファレンス・エンジン」は、 ようやくエイダ・バイロンが出てきて盛り上がってきた。 エイダ・バイロン( エイダ・ラブレス 1815-1852) は実在の人物。 詩人バイロンの娘で、数学を愛好し (ド・モルガンが家庭教師だったこともあるそうだ)、 機械式汎用計算機の発明者バベッジに師事した。 バベッジの講演録を翻訳し、 世界で最初と考えられるプログラムを含む膨大な注釈を加えたことから、 史上初のプログラマとされることもある。 どれくらいの人物だったのかは議論のあるところだが、 小説的想像力をかきたてる女性であることは確かだ。 小説「ディファレンス・エンジン」の中の世界では、 バイロンが英国首相になっており、 娘エイダは蒸気で動くコンピュータ、 差分機関をあやつる天才プログラマとして活躍する。
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