Sunday, September 16, 2007

食べ合わせ

昨夜遅くまで起きていたので、10 時近くまで寝ていた。 今日も暑そうだ。 メキシコの結果をチェック。一つはまだ対局が続いていた。 昼食はカレーを使って、カレー豆腐スパゲティを作ってみた。 世の中には一緒にしない方が良いものがまだまだ沢山あるようだ。 午後は読書に、お風呂。

今日の夜は、友人夫妻らと会食ですので、夜の更新はしません。 次回は明日 17 日(月)の夜です。

メキシコ第三ラウンド。私が興味を持っている定跡、 スコッチ・ゲーム一局と、ペトロフ防御二局があり、面白かった。 注目のアナンド vs. クラムニク(1/2-1/2)はペトロフのメインラインの一つ。 ドローでこんな言い方も変だがクラムニクの横綱相撲。鉄壁ペトロフ。 ルークエンドゲームのお手本のような終盤を、 二人は綺麗にステイルメイトで終結させた (左図 65. ... Kxf5 まで)。 モロゼヴィチ vs. スヴィドラー(1-0)はスコッチ(4.... Bc5 5. Be3)、 ピースが中央に密集する難しそうなゲーム。モロ様の力勝ち。 グリシュク vs. アロニアン(1/2-1/2)はアンチ・マーシャル(8.h3)。 9. ... d5 といきなり中央を開く手が意外。 この後、白がポーンを捨てた代わりに黒の K 周りを崩し、 ヘヴィピースを集中させたが攻め切れず。 結果は白からのパーペチュアルドロー。 黒は危なかったようだが、本当に 9. ... d5!? はある手なのだろうか。 レコ vs. ゲルファンド(1/2-1/2)もペトロフ。 第一ラウンドのアナンド vs. ゲルファンドにも現れた 5. Nc3 ライン。 レコの心理作戦か。 この定跡の心は、Nxc3 を d ポーン で取り返し、Be3(Bf4), Qd2 として、 クイーン側キャスリング、そしてキング側でポーンストーム。 分かり易く、一見は攻撃的。クラブでのカジュアルな対局程度だと、 ペトロフ屋がこれで簡単につぶされたりする。 しかし、レヴェルの高い対局ではドローになり易い。 黒は比較的簡単に攻撃を無効化できるからだ。 この対局では Q+Ps エンドゲームまでもつれこんだが、 結局はドロー。最後はお互いに数分だけを残す緊迫した闘い。 何と 100 手にまで届いたところで、 二人とも良くぞ堪えました、と言う感じのドロー。