Saturday, October 27, 2007

神戸でスクリャービンを聴く

8 時に目が覚めた。クロに御飯をやり、 自分にはマグカップに珈琲をいれて、しばらく寝台で読書。 9 時くらいに起床。 朝方降っていた雨は止んだが、曇り空。 しかし休みのときしか出来ないので、洗濯しなければ。 午前中はいつものように一時間ばかり数学の勉強をして、 チェスの勉強も一時間ほど。 スーパーに食材を買いに行き、 帰ってきて一時間ほどかけてトマトソースを作る。 昼食はトマトソースのパスタ、赤ワインを一杯。 ワインが少し残ったので、ブルー・チーズを少し。食後に珈琲。

午後は阪急電車に乗って、神戸の六甲まで小旅行。 車中ではのんびりと、 「ロリータ、ロリータ、ロリータ」(若島正/作品社) を読みながら。 ナボコフ「ロリータ」論集。 ここまで読み込むとは凄いな、と感心。 行間を読む、とか眼光紙背のレベルを越えて、 存在しないところまで読んでしまっていそうなところが面白い。 もちろん著者本人も踏み込み過ぎのところとは一線を引いていて、 そこは「妄想」だとはっきり書いている。 何より、小説を読むことへの愛に溢れた本であるところが良い。

一時間強ほどで到着。六甲駅近くのギャラリーで、ピアノの演奏会。 チェス友達の S さんの演奏を聴く。 演目は、スクリャービンの練習曲。 スクリャービンはほとんど知らなくて、 ひょっとしたらグールド演奏のを一枚だけ持ってたかも、と言う程度。 でも、S さんの演奏を聴いて CD を買ってみたくなった。 なかなか美しい良い曲だ。 演奏自体も、S さんがここまで弾くとは思っていなかった。 マニアックなことで有名な某ピアノサークルの出身者だから、 相当弾けるのだろうと思ってはいたが、たいしたものだ。 ついでに次の休憩まで他の人の演奏も聴く。 ベートーヴェンの交響曲第七(リスト編曲)が迫力満点だった。 ピアノっていいなあ… こういう機会があると、 自分もチェロの練習をもっとしようと思うのだが、 なかなかそうできない。

帰宅は 19 時過ぎくらい。 夕食には、鶏のトマトソース煮込みを作り、 ペンネを少し茹でてつけあわせにした。 お風呂に入って、ダージリン茶。