フォークと「銀の塔」
9 時起床。昨夜少し遅かったので寝坊。 翻訳の仕事をして出勤。 早めの昼食を生協食堂にて。 12 時半から卒研ゼミF。 ブラウン運動に関するいろいろな期待値の計算。 続いて、14:10 から卒研ゼミS。待ち行列。 続いて、15:50 から「プログラミング演習」。 その合間に、新聞社の取材のメイルでの対応とか、 事務へ提出書類の作成に提出とか、あれこれ。 18 時過ぎに、撤収。
夕食は、「華やかな食物誌」(澁澤龍彦/河出文庫)を持って、 近所のバーに行く。 春菊と海老のキッシュ、羊のソテー。 春菊の苦みとチーズが良くあって美味しかった。 羊は焼いているときの香りが食欲をそそるので、好きな食材だ。 シェフによると鞍の下あたりの腰肉で、 特に柔らかで美味しい部位だとのことである。 今日は流石に年末モードなのか忙しそうだったので、 セットを食べたらすぐに帰る。
「華やかな食物誌」によれば、 フランスで初めてフォークを導入したのはかの、 「ラ・トゥール・ダルジャン」だと言う説があるそうだ。 アンリ三世の宮廷貴族らが糊のきいた襞襟の衣服を着たまま 料理を口に運べるようにと、店主が柄の長いフォークを作らせたのだとか。 ちなみにそのころのトゥール・ダルジャンの名物料理は、 二十日鼠のパイや、蛇と海豚と白鳥のミックスパイなどだったそうで、 ぞっとしない。いや、ひょっとすると二十日鼠は美味しいかも知れない、 と思わないでもない。
明日の夜は会食の約束があるので、 更新は遅くなるか、またはキャンセルします。
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