Too many cooks spoil the broth
8 時起床。珈琲、翻訳、出勤。 学生食堂で早めの昼食。 十五穀米のトムヤム・スープライス、 きのことささみのマリネ。 研究室で少し雑用をして、 14 時から出張中の先生の代講。 実際はテストの実施だったので、試験監督。 暇なので自分も試験問題を解いていた。 でも授業に出ていないので、何を仮定してよいのか分からず、 なかなか難しかった。 例えば、ある性質を持つ集合の外に点を取ると、 その集合の中にその点からの距離が最も短くなる点があることを証明せよ、 と言うような問題があった。 コンパクト集合上の連続関数が最小値を持つことを使って良いのだろうか。 さすがにそれでは簡単すぎるので、 その集合や空間の特別な性質を使って示すのだろうか。 それとも、距離関数の連続性を示すことが題意なのだろうか。 それとも、 その外点を中心とする十分大きな球との共通部分を取ることで コンパクト集合上で考えれば十分だ、と気付いてほしい、と言う問題なのだろうか。 悩んでいる内に時間になって終了。 続いて、16 時から学科会議。一時間半ほどであっさり終了。 少し雑用をしてから帰る。 車中の読書は「料理長が多すぎる」 (R.スタウト/平井イサク訳/ハヤカワミステリ文庫)。 帰宅は 19 時半くらい。 リーゾ・パルマを作って夕食。ルイ・ジャドの白。 食後にチョコレートと珈琲。
レックス・スタウトってこんなに面白かったけ、と思いながら再読。 古典ミステリはほとんど中学生か、せいぜい高校生までに読んだのだが、 最近、有名作を読み返しては、 やはり大人向けの暇潰しだなと思う。 ところで、「料理長が多すぎる」の原書には、 登場する料理のレシピが巻末についているらしいのだが、翻訳にはない。 時々、訳書を読んでいて不愉快になるのは、 「原書には~という章(or 付録 or 図表 or 文献表 or ...) があったが、日本の読者には不要だろうと判断して割愛した」 などと書いてあるときだ。 そんなことを勝手に判断しないで欲しい、と思う。 おそらく本が厚くなると採算があわなかったりするのだろうが、 訳するのならそのまま全部訳してほしいものだ。
<< Home