レンブラント
9 時起床。今日は良い天気だ。気温も高く、春の陽気。 いよいよ春が来たらしい。 日差しの中、寝床でしばらく本を読んだりしてから、起き出す。 マリナーラソースを作ったついでに、 早めの昼食はスパゲティ・アラビアータ。 午後は昨夜ふと思いたって、かなり久しぶりに映画を観に行く。 グリーナウェイの 「レンブラントの夜警」("Nightwatching")。 絵画の中に事件の秘密が隠されていると言う趣向は、 「英国式庭園殺人事件」と同じだが、 英国式庭園が青空と緑の風景で描かれていたのと対照的に、 こちらはオランダらしく猥雑で陰鬱で暗い。 私はグリーナウェイでは、 「英国式庭園殺人事件」と「数に溺れて」と「コックと泥棒、その妻と愛人」 の三つが好きだ。
夕方、帰宅。持病の偏頭痛で、しばらく昼寝。 三日間、ホテルで書いていることが多かったので、 肩が変な具合に凝ったのが原因だと思う。 良くあるホテルの欠陥の一つは、 スイートでない限り(時にはスイートですら)、 まともな机が置かれていないことじゃないだろうか。 書き物をするスペースが全然ないのだ。 意味なく低いテーブルがあったり、 申しわけ程度のスペースが鏡の前にあるだけで、 ノート PC を一つ置いたらもう一杯だったり。 例えば、研究会で出張したときなど、講演の準備に大変困る。 そう言えば、チェスのトーナメントのため宿泊したとき、 チェス盤マットを広げる場所がなく、 しょうがないので床に広げて座り込んで準備をした経験がある。 ビジネスホテルに泊まるビジネスマンは、 部屋で一体何をしているのか疑問だ。 夕食にはまた貧乏散らし寿司を作って食す。
<< Home