less and less
8 時起床。10時くらいにキャンパス着。 午前中は午後の講義の準備など。 通常なら卒研ゼミの時間だが、学生が教育実習のため帰省中なので。 昼食は学生食堂にて。 12:30 から「シミュレーション技法」の講義。 マルコフ連鎖の周期と到達時間、カップリング・テクニックなど。 一コマ分の空き時間のあと、 15:50 から「情報理論」の講義。 Shannon-Fano コード、情報源の直積など。 その後、部屋で少し雑用をしてから帰る。 外はまた雨。
積分論のテキストの翻訳が最終校正の段階に入った。 時間はあまりもらえないようだから、 おそらく近々出版されるだろう。 ところで、先月号の「数理科学」が出版されてから自分の記事を見たら、 一箇所間違いを見つけて憂鬱になった。 どうしてこんな自明な間違いを見逃したのか… 論文や記事や本や、兎に角何でもだが、 また一つ恥を公表してしまった後には、 次の機会にこそは徹底的な校正をしよう、と決心する。 そして今回もまたしても、 何度目か忘れてしまった決心をまた、繰り返したのだった。 しかし、たった数ページですらこうなのだから、 いくら目を皿のようにしても、見逃すものは見逃すものだ。 完璧はありえない。 Knuth 先生も好きな詩だと言う、 Piet Hein の "The Road to Wisdom" を暗唱しつつ、 間違いをして間違いを減らしていくしかない。 (参照:「知恵に至る道」 11 Jan. 2007, Silent life of Dr. Hara).
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