メインラインの理由
一旦 8 時に目覚めたが、二度寝して 10 時起床。 今日もまた暑そうだ。最高気温の予想は 36 度。 梅炒飯の昼食のあと、久しぶりに大阪のチェスクラブに行く。 およそ二ヶ月ぶり。午後からの二局に参加。両方とも白番で、 また 1.d4 を試してみる。 一局目は KID(キングズ・インディアン)、 二局目はニムゾ・インディアン。 結果は惨憺たるもので、両方とも 20 手以内に終わってしまった。 一手詰めを見逃して負けたり、 フォークを見逃して 1 ピース取られて負けたり。 まるで対局を始めたころのようなヘボぶりで、 大変みじめな気持ちになり、しかも相手にも申し訳ないしで、 落ち込んで帰ってきた。 対局自体が相当久しぶりだったこともあるが、 やはりまだ全然 1.d4 に慣れていないことが大きい。 慣れていないシーンでは、ポカも起こり易い。 対局があまりに短時間で終わってしまったので、 練習試合を数局してもらう。 おかげで少しは 1.d4 に慣れてきた。 白番では対グリュンフェルド、対セミ・スラブなど。 黒番では初めて KID をやってみた。 KID はなかなか面白い。最近はちょっと下火だが、 流行するのも分かるなあ、と。 夕方、クラブを出て、地下鉄で帰ってくる。 スーパーで食材を買い、 タリーズで珈琲豆を買って、19 時半くらいに帰宅。 夕食はアスパラガスとベーコンのアーリオオーリオ、 水を一杯。食後に珈琲。
今日のチェスで思ったのだが、 やはり「メインライン」は実際、豊かなのだ。 敢てメインラインを指さない人は結構いて、 それには色々ともっともな理由がある。 メインラインは大抵、複雑で、枝分かれも多く、難しい。 流行しているので誰もが良く準備している。 そしてそれだけに、自分も良く勉強していないと、簡単に序盤で不利になる。 いっそ、他の人があまり指さないマイナな定跡で、 しかも変化の少ないもので序盤は片付けて、 中盤や終盤のチェスらしい所を楽しみたい、と思うのも当然だ。 しかし、メインラインがメインラインなのは、 それが複雑で、変化が多く、難しいからであり、 つまり言い換えれば、豊かだからだ。 やはり本気でチェス対局の一番面白いところを楽しみたいなら、 メインラインを指すしかないのかも知れない。 これはチェスに限らないような気もする。
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