Thursday, September 04, 2008

初KRP / 解析学のセンス

9 時起床。珈琲だけの朝食。あれこれしていたら、 特に生産的なことをするでもなく昼。 豚丼を作って早めの昼食を済ませ、 午後は京都リサーチパーク、 通称 KRP で開催中の数理ファイナンスの研究会に行く。 私の家からかなり近いはずなのだが、 うまく行く方法がない。 調査の結果、大宮駅まで歩いてからバス一本で「京都リサーチパーク前」に行くのが、 時間はかかるものの一番分かり易そうなので、この方針で。 13 時過ぎに到着。 大きな建物が一つあるようなものをイメージしていたのだが、 実際は、複数のビルが集まって建っていて、街中にある大学のような感じ。 こんなに大きな施設だったのだなあ。 会場が分からなくて迷ってしまったので、 一号館の受付で教えてもらった。 13 時半から、午後最初のタイヒマンの講演を聞く。 ほとんどそれが目的だったので、 もう一つ講演を聞いて会場を後にする。

KRP 近所の SBUX でカフェラテとダブルチョコレートドーナツを食べながら、 一時間ほど L 先生ノートを読む。どうも正しそうだ。 しかし、最後の「あとはこの極限を取れば良い」があやしい。 解析学では多くのことが、 1「本質的な不等式評価を出す」、 2「その極限を取る」、と言うステップで示される。 良い解析学者はそれぞれのステップの鋭い感覚を持っている。 つまり、大小関係のセンスと、 無限のセンスである。 経験豊かな解析学者は滅多にこの勘を外さない。 しかし、難しい問題とは、そこのところが微妙なのである。 また、それが正しいにしても、 実際に証明の形でちゃんと示せるかと言う、 言わゆる「テクニカルな」問題が別にある。 勿論、経験豊かな解析学者は優れたテクニックを持っている。 しかし、難しい問題とは、そこのところが微妙なのである。 そう言うわけで、楽観視はできない。

今にも激しい夕立が降りそうな空を見つつ、バスで帰宅。 夕食は冷や御飯を使って炒飯、キャベツ炒め添え。 白ワインを一杯。食後に珈琲。 夜はおおざっぱに数学を考える。

明日は夕刻より、 A社の天才プログラマKさんとの会食を予定しておりますので、 更新が遅くなるかも知れません。