Sunday, November 16, 2008

美術館での愛

8 時半起床。シリアルと珈琲の朝食。 洗濯をしながら、遊びのプログラミング。 洗濯もの干しを済ませて、出勤。 朝少し雨が降っていたが、気温はそれほど低くない。 駅前のモスバーガーでかなり早めの昼食。 ハンバーガーとミネストローネを食べながら、 ボンフィグリオリ(K.Bonfiglioli, ボンフィリオリ)を読む。 ヴィンテージのロールス・ロイスをやむなく谷底に捨てて、 チャーリィ(モートデカイ閣下)と暴力執事ジョックがしんみりしているシーン。 今日も遅れている電車と、日曜なのに何故か学生で満員のバスに乗り、 休日のキャンパスに到着。 午後から、今日の午後だけのミニ・ワークショップ。 パリ第六大学から Y 先生、チューリッヒの ETH から D 先生、 二人の大物を迎えて小さいながらも豪華な研究会。夕方、終了。 夜の歓迎会は遠慮させていただいて、帰ることにする。 夕食はチゲ鍋。ボルドーの赤ワインを一杯だけ。食後は雑炊。 前回の反省のもとに薄味。 雑炊にするとスープを全部食べてしまうことになるので、 かなり薄味にしないと。食後に珈琲。

NHK 教育の「日曜美術館」 でハンマースホイの特集をしていたので観る。 絵自体はこの前、上野で観てきたのでそれは良いのだが、 コペンハーゲンの美術館で人々が解説者の話を聞きながら ハンマースホイの絵を観ているシーンが映って、 その表情がどれも幸せそうなのにショックを受けた。 日本のどこの美術館でも、 そんなに幸せそうに絵を観ている人たちを私は見かけたことがない。 以前に読んだ、 「美術館で愛を語る」(岩渕潤子/PHP新書)を思い出した。 普通の日本人からすると超絶的なことばかり書かれている本だが (例えば、「クリスティ家の劇場で行なわれるオペラの公演だけは、 できるだけスケジュールの都合をつけて出かけることにしている」、 とかね。勿論、グラインドボーン・フェスティバル・オペラのことだ)、 そこまでふっきれていると楽しく読めるし、 豊かさと貧しさについて考えさせられる本だった。