ガレット讃
昨夜は古い仲間と忘年会。 多くの人が冬休みに入って初日の土曜日だからか、 街はもの凄い人。幹事曰く、どの店も予約が取れなかったとのことで、 タクシーで移動のあと、適当に飛び込みで決めることになった。 大通りもタクシーで埋め尽され、交差点を曲がるのも一苦労 (本当に不景気なんだろうか?)。 少しさまよったあと、丁度人数分の席があると言うので、 ビストロ風の店に入った。 飛び込みで入ったわりには良い店で、特にガレットが美味しかった。 実は私は、ガレット初体験。 私が頼んだのは一番シンプルなもので、 具は卵、たっぷりのグリュイエールチーズ、生ハム、だけ。 しかし、感激した。 ガレットがこんなに美味しいものとは思っていなかった。 蕎麦粉を仕入れて家で作ろうかと思ったくらい。 でも、こういうシンプルな料理は実は存外難しかったりするので、 近所のバーのシェフにガレットは作れないのかと訊いてみることにしよう。
8 時起床。飲み過ぎのせいか午前中はぼうっとしているうちに過ぎた。 昼食は近所の店でお好み焼き。豚玉、そば入り。 私の家の近くには何故か、お好み焼き屋が何軒もある。 滅多に行かないのだが、最近、お好み焼きが食べたいなあ、 と思っていたのだ。 午後はまた校正作業。予定通り、最後まで目を通した。 明日の午前中に再度、全体を音読してチェックし、 午後の宅急便で出版社に返す予定。 夕方に昼風呂に入り、 夕食にはサンドウィッチを作った。胡瓜と茹で卵、それぞれ一つずつ。 白ワインを一杯。
夜は、市川崑追悼の意味で、「犬神家の一族」でも観るかな……。 ところで、私は横溝正史の作品のうちで「犬神家」 は、ぱっとしない方だと思う。 個人的趣味かも知れないが、「獄門島」が抜きん出ていて、 強いて言えば次点は「本陣殺人事件」かな、くらいの感じ。 「犬神家」を映画化した上に、リメイクまでするのは、 どうもよく分からない。絵になるシーンが多いのだろうか。
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