おでん
8 時起床。珈琲だけの朝食。洗濯をして、その間に朝風呂に入り、 洗濯物を干して、出勤。 途中で三回目のゲラ校正を出版社に送る。 キャンパスに到着して、まず学生食堂で昼食。 購買部でピーナッツチョコレートを買って部屋に戻り、 珈琲をいれて、午後は定期試験の採点。 YouTube で中島みゆきメドレーを流しつつ、 チョコレートと珈琲で、ばりばり採点作業に励む。 「蕎麦屋」は、昭和の名詩だね。 夕方、それを一日と呼ぶことにしましょう、 つまり日本語で言えば、今日はこれくらいにしといたるわ、 と言うことにして帰る。 あと、残り 170 枚くらい。明日一日あれば出来るだろう。 帰宅してから出直して、近所のワイン屋さんで赤と白を一本ずつ買い、 スーパーで食材を買い、タリーズで珈琲豆を買って帰る。
この冬、何かが足りないと思っていたのだが、今日ようやく気付いた。 それは「おでん」だ。庶民の冬の味と言えば、おでん。 私のようにくたびれた中年の刑事とかが屋台に並んで、 錫チロリであたためた日本酒を痛飲しながら食べる、 あの風景がなかったら、日本のドラマの叙情の八割は成り立たない、 と言っても言い過ぎではない、きっと。 昆布とかつお節でだしをひき、おでんを作る。一時間ほど煮込み、 煮込みながら適当に皿にとって食べていく。 一緒に、ラモネのアリゴテ。悪くはないが、やはり錫チロリの日本酒かなあ。 ひょっとしたら、枯れた感じの赤ワインがあうのかも知れない。 まあ、それは私の痛恨の失敗に比べれば、大した問題ではない。 つまり……、和辛子を切らしていた。 炭水化物がないと寂しいので、最後に饂飩を茹でて、醤油と唐辛子。
<< Home