校了
昨夜、Bonfiglioli の "After you with the pistol" を読み終えた。相変わらずオチらしいオチもないのだが、 面白かった。しかし、何とも形容し難い小説だ。 一応、クライム・ノベルに振り分けるしかないが、 強いて言えば、ウッドハウスのジーヴスものと、 イアン・フレミングと、レイモンド・チャンドラーを足して、 円周率をかけた感じだろうか。 つまり、名執事ジーヴズを連れたお気楽若旦那バーティに、 フィリップ・マーロウが憑依し、 しかも荒唐無稽な秘密組織の陰謀に巻き込まれてしまったら、 こうなるかも知れない。 これから読む(読了するのにまた数ヶ月かかりそうだが) 第三作 "Something nasty in the woodshed" は、一応昔に翻訳されたこともある作品。 どうして三作めだけが翻訳されたのか、 読み終えれば分かるかも知れない。
土日を働いたおかげで今日はゆっくり出来る。 でも 8 時に起床。水曜から入試採点が始まるので、 今から早起きに戻しておかないと。 珈琲だけの朝食。午前中は家事をあれこれ。 朝風呂に入って、昼食は買い物のついでに近所でカレーライス。 午後は少し昼寝してから、また家事のあれこれ。 あとは Scheme で遊ぶ。夕食は身体があたたまるもの。
「マスター・ヤコブソン」校了。 既に amazon.co.jp にも「モーフィー時計の午前零時」 の予約ページが出来ているようです。 amazon の書誌データによれば、2 月 25 日に国書刊行会より出版予定、 価格は 2940 円。404 ページもある充実したアンソロジィですので、 かなりお買い得なのではないかと。
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