難しい方を選ぶ
7 時半起床。すぐに出勤。 9時半から採点開始。 夕方、今日の分は終了。 続いて 16 時から卒研(自主)ゼミF。 マルコフ連鎖の大偏差原理。 これで一応、このゼミも終了。 ゼミのあと雑談をしていると、 やはり大学院進学後の進路の話になった。 この学生は他大学の大学院に合格して進学するので、 ここから先はそちらの先生の指導を受けることになる。 大学院に入るとまた色々あるので、 今の時点では特に何も言えないが、 ポール・グラハムのエッセイで読んだ言葉を思い出して、 「どちらか迷うようなことがあったら、 難しい方を選ぶといいかもよ」と話した。
「難しい方を選ぶ」利点の一つは そちらが自分が本当にしたいことである可能性が高いことだ。 彼女とつきあうには色々と問題がある、 彼女は人気ものだし、彼女とは会う時間が取れない、 そもそも身分違いだ、などと、あれこれ問題点を数え上げるのは、 つまり彼女が好きなのだ。もし好きでも何でもなければ、 そもそもそんなことは思いつきさえしない。 これをするには、あれも問題だ、これも問題だ、それも問題だ、 と数え上げ始める自分に気付いたら、 実はそれが自分が本当にしたいことである可能性が高い。
ゼミのあとすぐに帰る。明日も入試採点業務です。
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