湯船の幸福論
8 時起床。珈琲だけの朝食。すぐに出勤。 昨日ほどではないが、今朝もあたたかい。 午前中は修士の公聴会発表の指導。 南海鶏飯と味付け茹で卵のお弁当を食べ、 午後は学科会議。入試の合格ライン決定のための会議なので、 入試の日程上、こんな日曜日に開いているのだ。一時間半ほどで終了。 少し部屋を片付けたあと、すぐに帰る。天気も良く、気温もかなり上がった。 本当にまた氷点下の朝が帰ってくるのだろうか、 と不思議に思いながら、ぽかぽかと春のような陽気の中を帰る。 天気予報では、次の水曜日あたりがこの冬一番の寒さ、 と予想されているのが信じられない。 帰宅して昼風呂に入り、少し昼寝。ぐっすり寝てしまった。 夕食は近所の定食屋さんにて。帰宅して、珈琲。 またお風呂に入る。 私は一日の半分以上、寝ているか、お風呂に入っているような気がする。
湯船で「幸福論」(斎藤一郎/平凡社新書)を読む。 湯船での読書に最適な、あたりさわりがなく、楽しく何度でも読めて、 少々濡れてもよく、それでいて、何かこう、湯船でじっと考えさせるところのある本、 そんな本のコレクションを私は持っていて、その内容は私の秘中の秘なのだが、 少しだけ明かせば、斎藤一郎「幸福論」はその一冊である。 ところでこの本では、しょっちゅう、 「ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」というものからの引用がある。 フランスの雑誌らしいのだが、一体、この雑誌はどんな雑誌なのか。 その引用を読むに、妙に哲学的なこともあれば、 変に通俗的なこともあり、そのスタンスが良く分からない。 日本の雑誌で言えば、どれに対応するのか。 読者層はどのあたりなのか。フランス通に一度訊いてみたい。
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